モチーフは、今年２月中旬に東京文京区にある「小石川植物園」を散策した時、すばらしい
桜の老巨木群に出会い、数枚の写真を撮ってきた中の一枚を参考に描いたものです。
ご存知の方も多いと思いますが、「小石川植物園」は東京大学の研究施設で約五万坪の敷
地に、種類別エリアで管理されており、さすが、病害虫対策に万全で、巨木ながら、割れ、
洞が無く、すばらしい自然の造形美です。画面の右奥には、小石川療養所の跡（井戸）があ
ります。都心に、このような広大な緑地があるのも、歴史を感じます。
小石川荘（会社の長期出張者宿泊施設）に、およそ三十年前、数回お世話になりましたが、
初めて訪ねた時、薄暗い街灯の下、茗荷谷から植物園の横の坂道を通ったのを思い出しな
がら（日本庭園のある元ＯＯ屋敷のような宿舎でした）地図上では、昨秋転居した娘一家の
住むマンション近くなので、路地をしばらく歩いてみましたが、尋ねあたりませんでした。・・
（絵・文：藤井敬三さん） |
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