歴史探訪       (編集子)
井原の歴史(岡山県井原市)
1.弥生時代
高越遺跡(東江原町・神代町)
井原市の東部、高越城跡の
すぐそばにある遺跡で弥生時代
後期から終末期(約1800年前)
の住居や貯蔵用の穴がみつかり
ました。
ここからは、当時使われていた
鉄の道具も多く出土している。

高越遺跡

出土した鉄の道具
山王台地遺跡群(上出部町)
 井原市の南部、四季が丘のある丘陵上の遺跡
 です弥生時代後期(2000年から1800年前)
 住居・ 貯蔵穴・お墓などが見つかりました。
五万原遺跡(美星町)
 井原市の北東部、中世夢が原のある丘陵上の
 遺跡です。火事で焼けた住居跡が見つかりまし
 た。

貯蔵用穴(山王台地遺跡群)

火事で焼けた住居跡
2.古墳時代

銅鏡

石室

馬具・刀装金具等
山手3号古墳(木之子町)
井原で一番古い古墳
  銅鏡が出土しています。
道山古墳(木之子町)
井原で一番古い横穴式
石室を持つ古墳
東大谷1号古墳(七日市町)
 色々な副葬品が出土しました。
  他にも、内挟古墳・権現平古墳・金定古墳などがあります。
3.中世
平家一族の墓
 平家を滅ぼした源頼朝は、鎌倉幕府を開き、武士の政治を
 行い、その後江戸時代まで約700年間、武士の世の中でした。
 那須与一とその一族那須与一は、屋島の合戦の活躍により
 荏原郷など全国で5箇所の領地をもらったとされています。
 那須与一自身は井原へ来ていない様ですが、その一族が
 やって来て荏原郷を治めていました。

高越城跡

法泉寺文書
北条早雲
 初めての戦国大名と言われる北条早雲
 は井原市東部の領主、伊勢氏出身で
 井原では伊勢新九郎盛時と名乗り、
 青年期まで過ごした。室町幕府に仕え
 た後、今川家駿河国(静岡県)へ行き
 伊豆の国(静岡県東部)相模国(神奈川
 県)を支配する戦国大名になりました。
4.近世
江戸時代に入ると幕府によって街道が整えられ、井原を通る山陽道は江戸と長崎を結ぶ重要な道で、
当時「西国街道」「中国道」と呼ばれていました。江戸時代の後期に市域の大部分を支配していた一橋
家は、さまざまな政治を行い、近代井原の発展の基礎を作りました。江戸時代の終わりに描かれた
「備中江原八景絵図」から当時の山陽道の様子を知ることができます。


          エジブトに行った井原の領主

  江戸時代の終わりに、井原や吉井の領主だった池田長発
  は、江戸幕府の命令でヨーロッパを訪問する使節の代表に 
  なり、ヨーロッパヘ行く途中エジブトに立ち寄り、スフィンクス
  の前で記念写真を撮った。

長発一行とスフィンクス
参考図書「井原歴史探検」による
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