文 談          (文:久保田邦夫さん)
川 柳
「川柳」と聞けば、にゃっと笑えるような、きつい皮肉で、世相をズバッと切った「俳句」のようなもの、
と答える人が多いと思います。間違いではありませんが、これらの要素に加えて、もっとお洒落で、
じーんと胸に響き、ある時は、人間の心を揺さぶるような、五、七、五、が川柳です。
 即ち、
   ずばり斬る。  ホロリ泣かせる。  チクリ刺す。  ニンマリ笑う。  ポンと膝を打つ。
   というようなものではないでしょうか。
俳句は、季語を重んじることから自然諷詠を主体として、侘び、寂びの世界を追及しますが、川柳は
自然諷詠であっても、人間の生き様や心象を連想させる句であり、五、七、五、で詠う「一行詩」であ
り、「短詩型文芸」といわれております。
 即ち、
   穿ち(うがち)人情の微妙さや、事の要所を表す。
   軽み(かるみ)軽やかで、気がきいていること。
   笑い(わらい)うれしさ、おかしさ、照れくささ。
   悲しみ(かなしみ)育ちの中の悲しみなどあれば詠う。
   人間味(人らしさ)生い立ち、風土、環境、性格、人間くささ 

の五つの味わいの中に組み込まれているのが、川柳と思います。私は老人大学で川柳を3年間
学んでいますが、なかなか上手くできません。でも、とても楽しく、皆と仲良く、勉強をしています。
皆さん、一緒に川柳を学びましょう。
妻と二人の演歌道       ・

              健 康         ( 編集子)


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