南アフリカ旅行記(1)            (文・写真:平川 晋 さん)

ビクトリアの滝(ジンバブエ)(ザンビア)・チョべ国立公園(ボツワナ)・ケープタウン(南アフリカ) 

一度は行きたいと思っていた南アフリカ、今年は気象異常で
4月中旬までは気分が乗らなかったが、少し気候がよくなり急に
どこかに行きたくなった。
菱の実会の総会を懸念する中、丁度日程が合い行くことにした。

旅程:2010−05−11 〜 2010−05−18
総評:雄大な大自然、澄み切った青空と空気、素朴で人なつこい親日的な国民、多くの動物との触れ
    合い、食事の美味しさ、ウォータフロント(ケープタウン)の安全で洗練された美しい街並みなど
    感動する旅であった。 
    危険と汚いイメージの強い国であったが、見ると聞くとは大違い、観光案内される場所は安全で
    あり、夜の外出・危険な場所への立ち入りなどしなければ何ら問題はない。すばらし!!
第一日目:関空出発(18:05) ⇒ 香港へ(乗り継ぎ)⇒ ヨハネスブルグへ(南アフリカ)
第二日目:ヨハネスブルグ(乗り継ぎ)⇒ ビクトリア・フォールズに到着(12;20)(ジンバブエ)
       時差:7時間、乗り換え時間を含め約25時間
(1)ビクトリア・フォールズ空港にてジンバブエに入国手続きダブルビザ取得(45$支払い無事に入国)
  ・多くの観光客が入国と同時にビザ申請をするために非常に時間を要した(約1.5時間)
  ・空港出口で民族衣装をまとった一団が踊りながら迎えてくれる(共に写真を写し1$チップを渡す)
(2)ザンベジ川のサンセットクルーズ・・・乗船客は大半が白人のグループで日本人客は我われのみ

船から見たザンベジ川のかなたに沈む美しい夕日

船の近くに浮かぶカバ、他にワニなども見られた
  ホテルからの送迎・チップを含めオードブル付き飲み放題(各種ジュース、ビール、ワインなど):45$
  とは言っても夕食前、そんなに飲み食いは出来なかった。
  船に揺られながらのんびりとしたクルーズ、動物をびっくりさせないためと撮影タイムにエンジンを止め
  てくれる。全員が動物を見つけた喜びと共にカメラに収める。また美しい自然に感動!
第三日目:ボツワナのチョべ国立公園サファリーとチョべ川ボートサファリー
(1)8:05ホテル出発、ボツワナに入国
  (ビザはジンバブエ入国時にダブルビザを取得し
  ているために入国捺印のみでOK)ここからは別の
  車に(11人乗り四輪駆動ジープ)乗り換える。
(2)チョべ国立公園サファリー・・・四国と同じ面積の
  広さの中に多くの動物が野生生活をしている。
  ジープのすぐ近くに場所によっては少し離れた所
  に多くの動物達と何度も出会う。
  その他写真以外にもイボイノシシ、バッファロー、
  サイ、猿、色々な大小の鳥達にも出合った。 

チョべ国立公園サファリーのジープ
  運転手は目が良いのか遠く離れていても、すぐに見つけ、あそこに居ると言って教えてくれる。
  また無線で他の車と連絡を取り合いながら、動物の居る所へいるところへと案内してくれた。
  動物達と人・車が共存しているように思える。だが象は近過ぎると何とはなしに威嚇しているようにも
  見受けられた。


インパラ

イグアナ

キリン
(3)チョべ川の船からのサファリー・・・陸からでは見ることの出来ない動物が見られた。陸とは異なり水量
   の少ない時期には陸地、現在は川の中、葦や木の間を進み川中に川辺にといろんな動物に出会う。

カバの群れ

水牛
(4)ジンバブエに戻り、民芸品売りのオープンマーケットに立ち寄りショッピング。
   値札は付いていない総て交渉による、何処の国も同じで最初は吹っかけて来る。
   そこから値引き交渉、娘にとアフリカの5大動物が彫られた壁掛けを買う(20$⇒13$に)。
   ジンバブエはインフレがひどく自国の通貨は使用できず、US$か南アフリカ通貨のランド(R)を使用し
   ている。(ジンバブエ・ドル1cm厚さの紙幣を1$で買えと言う)・・・
第四日目:ビクトリアの滝をジンバブエとザンビア両側から見学次に庶民の市場見学と民家訪問 
(1)滝に行く前に、ビッグ・ツリーで有名な樹齢2000年以上と言われるバオバブの木を見学。
(2)ビクトリアの滝の見学は少し糞つまり、この時季は水量が多く雷鳴の轟く水煙の中、完全防水装備で 
   ずぶ濡れでの見学、雄大な滝全体を水しぶきで見ることは出来なかった。
   だが水煙の少ない箇所で部分的な滝は見える又水煙のためにいたる所で虹が見られた。
   世界三大滝だけあり、スケールの大きさには感嘆する。

バオバブの木

ビクトリアの滝見学の服装と美しい虹
滝の幅は2Km以上あり、いくつかに分かれる。その中には水煙で見られない滝も多くあった。 
(3)ザンビアからジンバブエに向けて架かる国境の橋を歩いて渡る。(鉄道・車道・歩道を併設)橋の入口
   には兵隊が銃を持って立っているが、のんびりと言うかのどかと言うか、その入口にある遮断機を可愛
   らしい少女がその都度手動で上げ下げしている。
   橋の中央に本当の国境がある。そこにはGO・STOPの表裏標識があり、これもその都度手動で回して
   往来を管理している。橋から美しい渓谷が見られた。又ここでも虹を見ることが出来た。
(4)中流の上程度の民家?を訪問。丁度主人は
   失業中とかであまり豊かな生活ではないようで
   あったが気持ち良く、自然な形で迎え入れてく
   れ、お茶のサービスまでしてくれる。平屋の小さ
   な家であり家族一人ひとりが一つの部屋をもち
   (7部屋)それなりの備品は備えていた。(TV・
   冷蔵庫・サウンド・DVDなど)

   しかし冷蔵庫の中は何にもなかった。
   子供達と共に写真を写し、持ち合わせの飴玉
   を配ろうとすると、行儀良く並び順番を待つ。
   素朴で純情で人懐っこく、それで貧しくとも溌剌
   と生きようとしている姿には感動を覚える。
   日本では、とっくに失っているものを感じずには
   いられなかった。
(5)庶民のビヤホールで一服、ビヤホールと言っても売り場があり、付近に木の長椅子が並べてある程度
   ビールは食堂・ホテルに比べれば安い。日本の小瓶ぐらいの4本が3ドル。
   これを買い一人では飲めないために、酔っ払いにサービスし、語り合い共に飲みながら写真を撮る。
   写真に写ることが珍しいのか嬉しいのか、次つぎと笑顔で話しながら寄ってくる。
(6)庶民の市場を散策、一例として中程度のトマト
   5個とおまけに玉ねぎが1個付き5R(60円程度)
   で売っている。
   カメラを向けると、ここでも同じ様に写して欲しい
   そぶりを見せる。
   中にはすれ違い時に、親子連れの夫婦などは
   子供と一緒に写してくれと話しかけてくる。

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