旅行記            (文・写真:村上)

初秋の北海道(クルーズ&ドライブ)
  写真同好クラブの北海道撮影ツアー(総勢22名が6台のマイカーに分乗し、撮影スポットを求めて道東
  へのオリジナルツアー)に参加、カメラ片手に初秋の北海道(道東)を楽しみました。
  北海道へは舞鶴から新日本海フェリー小樽行に乗船、舞鶴発0時30分・・船中泊・・5時30分東水平線
  に日出を見て、17時20分頃西水平線に夕日が沈む、20時45分街の灯りが瞬く小樽港着。
  時速約50q(27ノット)で走る17000dのカーフェリー(はまなす)での20時間余のクルージングです。
  船旅中水平線の「日出」「日没」、能登半島沖で行交う姉妹船(あかしあ)と、夕刻に見えてくる奥尻島以
  外は何もない、360度水平線真っただ中の20余時間でした。 

目覚めの頃水平線に陽が昇ります

姉妹船との離合は相対速度100kmアッと言う間です

 1日目 旭川−上川町−錦仙峡(滝上町)−紋別−湧別−サロマ湖−サロマ湖畔「船長の家」泊
 旭川のホテルをスタート直後、旭山動物園近くで早くも先頭の2台と後ろの4台が逸れてしまいます。
 土地勘のない所では、携帯で連絡を取り合っても中々うまく合流出来ません。結局2ルートに分かれて紋別
 方面に向かい「錦仙峡」で合流です。
 1日目の特筆は、なんと言っても民宿「船長の家」の夕食です、テーブルいっぱいに並べられた、タラバ蟹、
 毛蟹、ずわい蟹、ホタテ、鮭、たこ etc の海鮮料理!半分も食べる事が出来ません、1泊2食8400円での
 この料理が民宿「船長の家」の売りだとか。

黄葉の錦仙峡

幌岩山よりサロマ湖

写真に納まりきらない海鮮料理

 2日目 サロマ湖−メルヘンの丘(女満別)−高原の道−斜里−ウトロ−知床5湖−ウトロ民宿泊
 通常の観光ルート(オホーツク海沿い)から離れ、女満別メルヘンの丘から高原の道を斜里−ウトロ方面へ
 高原の畑には、時節外れの菜の花、ヒマワリが(飼料作物?)秋空に秀麗な斜里岳を背景にコスモスの花が
 映え、麦が芽生え、穫り入れされたジャガイモはパレテーナに山積、ビート(砂糖大根)が収穫待ちと言った
 これぞ北海道!の風情です。今日の撮影スポット本命の知床5湖は、1湖と2湖の一部以外は「熊出没中に
 つき立ち入り禁止」の看板が!

ビート・菜の花・牧草

斜里岳を背景の麦畑

知床第2湖に映る羅臼岳

 3日目 ウトロ−知床峠−羅臼−開陽台−摩周湖−硫黄山−川湯温泉(国民宿舎)泊
 快晴の知床峠は黄葉真っ盛り、眼前の羅臼岳雄姿のすそ模様を描いております!眼下に望める北方領土
 (はっきり見える国後島、遥かに望める択捉島)は近くて遠い大きな島です、一日も早い返還が望まれます。
 知床峠を下り羅臼「道の駅」で休憩中、網走の若者が6台の福山ナンバーの車をいぶかしげに眺めています
 福山って・・・・・? 広島県ですよ・・・?? 尾道の隣り ・・・ あゝそうなんですか!! 

羅臼岳と黄葉すそ模様

知床峠より国後島を望む

地球が円く見える?開陽台

霧のナイ摩周湖

摩周湖展望台より屈斜路湖・硫黄山

赤く染まったモミジとナナカマド

 4日目 川湯温泉−砂湯(屈斜路湖畔)−津別峠−多和平−900草原−阿寒湖−国民宿舎野中温泉泊
 屈斜路湖畔の砂湯、砂浜を掘ればどこでも温泉が!体温程度の湯温のようです。(キャンプでもして屈斜路
 湖で泳ぎ、浜の砂を掘って冷えた身体を温めるには最高かも?)
 屈斜路湖を見渡せる津別峠展望台を折り返し、開陽台同様の多和平、900草原、阿寒湖へ・・・道中度々
 先導する車の方向と、自分達のカーナビの案内が異なります、地図を含むカーナビソフトの違いによるもの
 でしょう。 こうした多数台でのドライブ旅行は、出発前の詳細なルート確認が必要と思いました。

砂湯 砂浜を掘れば温泉です

羊が草を食む多和平

阿寒のアイヌコタン

 5日目 オンネトー−糠平湖−三国峠−層雲峡−旭川−小樽発(23時30分)船中泊−翌日21時舞鶴着
 北海道の旅最終日は一路小樽へ、当初予定の「日勝峠ルート」を前日夜「三国峠ルート」に予定変更です。
 メンバーの人が川湯温泉のお風呂で出会った雑誌カメラマンに、是非三国峠へと勧められた事によるもの。
 この突然のルート変更は、冠雪の大雪山と黄葉を同時に見る事が出来て大成功!オリジナルツアーならでは
 のハプニングでした。

早朝のオンネトーと雌阿寒岳

黄葉と冠雪の大雪山(三国峠)

冠雪の大雪山系

層雲峡(銀河の滝)

黄葉の層雲峡

旅の終焉はデッキからの夕日です

カーフェリー紹介(数名で北海道旅行を計画される場合の参考に!)
 17000dの「あかしあ」・「はまなす」の姉妹船が舞鶴−小樽間を毎日ピストン運行
 ・舞鶴発  0時30分→小樽着 20時45分 ・小樽発 23時30分→舞鶴着 翌日21時00分
 レストラン・売店・自販機・レンタル(囲碁・将棋・DVDソフト)・ゲームコーナー・映画上映:無料
 TV(1等以上各室)・大浴場(サウナ):無料 ・携帯電話利用不可(公衆電話有)
 利用料金(セット料金/1人)「わいわいクルージング」:
 ◎¥39000(4名1室の時) ◎新日本海フェリー旅客運賃(往復1等船室利用)
 ◎新日本海フェリー乗用車航送料(往復5メートル未満1台) ◎ホテル宿泊代(1泊朝食付)小樽、
 札幌、旭川のホテル選択できます。
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