健 康 メ モ         ( 提供 : Dr.泉原 )

止血について

今回は救急処置の止血の方法について述べます。
人が倒れた時の処置方法については前回述べましたが、
出血している人を見たら止血する必要があります。
出血量と身体の危険度は次の通りです。
全血液量が5Lの場合
15%(約0.75g)= 要注意 (中度ショック)
30%(約1.5g) = 危険  (重度ショック)
50%(約2.5g) = 死に至る
大量出血の場合は迅速な止血が必要です。
止血法
一時に多量の出血をした場合は、短時間のうちに出血性ショック症状があらわれます。
これは、大量の出血により循環血液の絶対量が減少したために起こるショックです。
一般に、人の全血液量は、成人では体重の約13分の1といわれ、その30%が急速に
失われると、生命に危険を及ぼします。その為、特に大出血に対しては、注意が必要です。
出血は止血法で止めることができますので、正しい止血法を習得しておきましょう。
直接圧迫止血法
出血しているきず口の上に、清潔なガーゼやハンカチなどをあて、手で押さえて出血を
止める方法です。
出血が激しいときほど止血を迅速にする必要があります。
手当てをする人の感染防止のため、血液には直接触れないようにビニールやゴム手袋を
利用しましょう。
手や足の場合は心臓より高い位置に持っていく
止血帯法
手足の大出血で、圧迫法で止血できないときだけ止血帯法を用います。
この時は、止血した時間を記録してください。
間接圧迫止血法
おもに手や足からの出血の場合、傷口より心臓に近い止血点を下図のように圧迫して止血
する方法です。
図解を理解して万一出血している人に遭遇した場合は迅速な対応が出来るよう、日頃から心がけておきましょう。                      参考:消防庁

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